COG2016ファイナリストチームへのメッセージ

今回の最終公開審査案件では、市民/学生チームの課題解決の取組に対するコミットが高い評価につながったと思います。これら13案件の今後の課題は、市民(ユーザーとともに社会の構成員)目線をさらに取り入れたアイデアの具体化の取組とその実現に向けての体制的基礎の充実、学生主体チームについては実現に向けての持続可能な体制の構築が求められます。

データの扱いについては、①課題の分析や理解に利用したりアイデアの具体的な理由づけに使う、②アプリのインプットとして利用しアプリ開発を念頭に置く、の二種類がありますが、今回の最終公開審査案件では、①に使うものが多かったことが特徴でした。つまり、データを課題の分析や理解に利用し、その課題解決の方法として新たな社会的サービス提供のアイデア(社会的ソリューション)を考案し、データによる理由づけとともに提案するものでした。なお、案件によりますが、課題を具体的にあぶり出すデータ分析やアイデアの理由付けへのデータ利用を磨けばすればさらに説得力が増したのではないかと思います。一方、②のタイプのデータ利用であるアプリ開発を念頭に置くものもありましたが、そのアプリの利用により地域課題の解決にどう有効につながるのかの、課題に根差した具体性のある説得的な分析と理由付けが備われば、さらに優れたものになったと思います。

また、市民/学生と自治体の連携体制については案件によりばらつきがありました。市民/学生のアイデア形成の段階から連携を組んで何をお互いに期待しそれについて合意が得られていることが望ましいです。また、自治体の中でも、課題担当部署、データ所有部署、オープンデータの取りまとめ部署、全体取りまとめ部署の連携もまだ課題として残っているところも多いと思います。なお、自治体は人事異動で担当が変わると継続性に不安が残ることもあるので、そのような場合には、アイデアの実現に向けて、連携体制について円滑な引継ぎがおこなわれることを期待します。

「チャレンジ!!オープンガバナンス」は、プロアクティブな市民参加型社会のガバナンスを奨励するものです。COG審査委員会としては、最終公開審査の対象となった13のファイナリスト案件については、それぞれに指摘したようなアドバイスも一つの参考にしながら、今後その実施に向けて具体的な取り組みを始めていただくことを期待しています。

これから一年後、二年後にその進化のプロセス、実施のプロセスをご報告いた       だけることを心待ちにしております。いわば実施に向けてのチャレンジです。「チャレンジ!!オープンガバナンス2016フェーズ2」として、アイデアが実り、地域の課題解決に貢献していかれることを願っております。

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